健康志向の高まりを見事に捉え、破竹の勢いで成長を続ける「クリスプ・サラダワークス」。
15歳で単身渡米、18歳で起業という常識破りの経歴を持つ宮野浩史さんが率いるこの革新的外食ブランドは、テクノロジーと食の融合で日本の飲食シーンを変革しています。
本記事では、アメリカで天津甘栗からスタートした宮野さんの起業家人生と、単なるサラダ店の枠を超え、年間160万食以上を提供する人気ブランドへと成長したクリスプ・サラダワークスの成功の秘密に迫ります!
宮野浩史の若き日の冒険と起業家精神
1981年千葉県生まれの宮野浩史さんは、15歳で単身アメリカに渡りホームステイ先で将来の成功につながる貴重な経験を積みました。
最初は英語がほとんど話せなかった宮野さんですが、地域の無料英語教室に通い、粘り強く言葉の壁を乗り越えていきました。様々なビジネスを手がけるホストファミリーのお父さんからは、実践的なビジネスの基礎知識を日常生活の中で学んでいきます。

恐らく大多数の若者なら「将来どうしよう」って悩んでる10代。宮野さんはもうアメリカで自分の道を歩き始めてたのは本当にすごいですね!
こんな若さでサクッと決断して行動に移せる、この「とりあえずやってみよう」精神が宮野さんの最強の武器だったんじゃないでしょうか。
特に大きな転機となったのは、18歳の時にホストファミリーのお父さんと始めた天津甘栗の販売事業です。50:50のパートナーシップで始めたこの事業は、在米日本人の間で評判となり、すぐに成功を収めました。
「Hot Pebbles, Inc.」と名付けた会社は年商200万ドルにまで成長し、シカゴではジェラートとタピオカドリンクの店「Tapito」もオープンさせています。

こうした経験を通じて培われた「失敗を恐れず、まずはやってみる」という精神が、今の「クリスプ・サラダワークス」大ヒットの原動力になってるんですね。今43歳(2025年2月現在)の宮野さん、まだまだ次のビジネスに向けて突き進んでる感じがします!
宮野浩史の帰国後の第一歩!タリーズコーヒージャパン時代
アメリカでの天津甘栗ビジネスを22歳で終えた宮野さんは、2004年に日本へ帰国し、タリーズコーヒージャパンに第二新卒として入社。
約5年間の勤務期間中、特に「KOOTS GREEN TEA」という緑茶カフェ事業で重要な役割を担います。事業責任者として、最盛期には14店舗を統括。営業、商品開発、マーケティングなど多岐にわたる部門を指揮した経験は、後の「クリスプ・サラダワークス」創業に向けた貴重な下地となりました。

アメリカで「独立起業」バリバリだった宮野さんが、日本に帰ってきて「就職」を選んだのはちょっと意外ですね。今後のキャリアを考えて組織の経験を積むのが目的だったんでしょうね。
ちなみに、クーツグリーンティー(KOOTS GREEN TEA)は、タリーズコーヒージャパンがかつて運営していた緑茶専門店で、2016年1月に最後の店舗が閉店しているようです。
タリーズ退社後の挑戦!独立してブリトー・タコス専門店を展開
宮野浩史さんは2009年、フリホーレス株式会社を設立し、麻布十番に日本初となるブリトー・タコス専門店「フリホーレス ブリトー&タコス」をオープンしました。
当時の日本ではあまり知られていなかったテックスメックス料理を提供するこの店は、特に在日アメリカ人の間で人気を集め、熱心なファンを獲得。4年間で4店舗にまで拡大しました。
2014年、宮野さんは新たな挑戦に向けて事業を売却。同じ年にクリスプ・サラダワークスを創業します。アメリカでの経験を日本市場に導入したフリホーレスは、宮野さんの起業家としての道のりにおける重要な一歩となりました。

アメリカでの生活で得た経験から「日本にまだないもの」を見つけて事業を成功させるセンスはさすがですね。この「みんながまだ気づいてないけど、実は可能性のある食べ物」を見つける鋭い感覚が、後のサラダビジネスでも活かされてるのだと思います。
クリスプ・サラダワークスの成功!健康志向×テクノロジーの融合
宮野浩史さんが2014年に麻布十番で始めたクリスプ・サラダワークスは、「熱狂的なファンをつくる」というミッションのもと、東京・横浜・大阪を中心に急成長してきました。
このチェーンの魅力は、好みの具材で自分だけのサラダをカスタマイズできることと、最新テクノロジーを駆使した店舗運営にあります。キャッシュレス決済、スマホアプリでの注文、自社開発のセルフレジなど、顧客体験を重視したサービスが特徴です。
2025年1月には30店舗目をオープンし、年間160万食以上を提供する国内有数のサラダブランドに成長。創業10周年を迎え、テクノロジーと人の強みを融合させた新しい外食体験の創造と外食産業のデジタル変革を推進しています。
クリスプ・サラダワークスは、健康志向の高まりとデジタル化の波を捉えた次世代の外食ビジネスモデルとして、業界の未来を切り開きました。

面白いのは、ただ「美味しいサラダ」を出してるだけじゃなくて、「食事を体験」として提供してるところでしょうか。
実際、私も以前に利用したことがあるんですが、スマホでポチッと注文して、サクッと受け取れる手軽さはイイですね。これ、一回やっちゃうと「あ、普通のお店だと待たなきゃいけないんだ…」って感じで、もう前には戻れなくなる(笑)。こういう人の習慣につなげる仕掛けが、お客さんを引き寄せる秘密なんでしょうね!
クリスプ・サラダワークスが他のサラダ店と違う5つのポイント
クリスプ・サラダワークスは「サラダを売る店」を超えた、新しい食体験を提供する企業として他店と一線を画しています。他のサラダ店と異なる点を5つあげてみました!
1.楽しむマイサラダ作り
最大の魅力は、自分だけのオリジナルサラダを作る楽しさです。多様なベース、トッピング、ドレッシングから選べば、278万通り以上の組み合わせが可能で、毎回新しい発見があります。
シグネチャーサラダもトッピング2つまで無料で変更でき、好みに合わせた微調整が可能。「みんなのYAP!」アプリではレシピの共有もでき、サラダ作りがコミュニケーションツールにもなっています。
クリスプは単なる飲食店ではなく、自分だけの一品を創る喜びを提供する場所になっているんですね!
2.食べやすさへのこだわり
クリスプのサラダが際立って食べやすい理由は、野菜を細かく絶妙なサイズにカットする技術にあります。この工夫により、一口で様々な具材の味が同時に楽しめ、スプーンでも食べやすくなっています。
食材は多くが手作業でカットされ、野菜本来の食感を残しながらも食べやすさを実現。約400gというボリュームで、軽食ではなく満足感のある一食として楽しめます。
スプーンで食べやすい点は、小さいお子さんがいる親御さんにも嬉しいですね!
3.新鮮さへのこだわり
クリスプでは、鮮度を最優先に考えた仕組みを徹底しています。契約農家から土付きの採れたて野菜を毎朝直送し、「畑から食卓へ」の最短ルートを実現。
店内ではドレッシングやトッピングを手作りし、作り置きを避けています。野菜はその日使う分だけを丁寧にカットし、添加物は一切不使用となっています。
4.見て楽しいライブ感
クリスプでは「食べる」だけでなく「見る」楽しさも提供しています。オープンキッチンで野菜を手際よくカットする様子を間近で見られ、調理のパフォーマンスが食事前の期待感を高めます。
タッチパネル式のセルフオーダー端末では、直感的な操作で好みのサラダをカスタマイズでき、注文プロセス自体も楽しい体験に。店舗デザインもウォールピクチャーなどで視覚的な楽しさを提供しています。
食事を「五感で楽しむ体験」として提供する点は新しいですね!
5.最新テクノロジーの活用
クリスプ・サラダワークスはタッチパネル式端末による個別化された注文体験、データ分析による生産性21%向上、自社開発アプリによるスムーズな注文システムなど、多角的にテクノロジーを活用。
この技術を他の飲食店にも提供し、業界全体のデジタル化にも貢献しています。

ただの「サラダ屋さん」で終わらずに、テクノロジーと食を組み合わせた新しいビジネスの形を作ったところが、特にすごいなと思いました。
「食事」という誰もが毎日する体験をどう新しくできるかを示してくれていて、他の業界でも使えるヒントがたくさん詰まっているなっ と感じます。
テクノロジーで変わる食事体験:クリスプ・サラダワークスの挑戦
クリスプ・サラダワークスは、テクノロジーを活用して食事体験を一新しています。店内では画面を通して自宅にいるスタッフが接客するシステムを導入し、2017年からはレジも現金も必要ない完全デジタル決済の店舗を展開しています。2020年にはキャッシュレス比率が85%を超えました。
専用アプリ「CRISP APP」は6万人以上が利用し、全売上の70%がアプリやセルフレジなどデジタル経由で行われています。また、50万件を超える購買データを分析して顧客満足度の向上に役立てています。
最新技術を取り入れながらも人との繋がりを大切にし、商品を手に取ってスマホでQRコードをスキャンするだけで会計が完了する手軽さが、多くの顧客を引きつけています。クリスプ・サラダワークスは、デジタルの利便性と人間味のある接客を両立させた新しい食事体験を提供しています。

コロナ禍が始まる前からデジタル化を進めていた先見性はスゴイですね!多くの飲食店がパンデミックで慌ててキャッシュレス対応を始める中、クリスプはすでに対応済だったわけですね。

まとめ
宮野浩史さんは10代で渡米し起業家としての道を歩み始め、帰国後も飲食業界で挑戦を重ね、クリスプ・サラダワークスを大成功に導きました。
その成功の背景には、革新的なビジョンとデジタル技術の積極的な活用があります。
健康志向とテクノロジーを融合させた事業展開は、今後も日本の外食産業に新たな風を吹き込み続けるのではないでしょうか?!
宮野さんの更なる活躍から目が離せませんね!
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